
三菱電機、配車から車両運行までを無人化した自動運転サービス「xAUTO」を提供開始
三菱電機株式会社は、自動運転レベル4に対応し、配車から車両運行までを無人化した自動運転サービス「xAUTO®(エックスオート)」を、リゾート施設向けに10月から提供開始。本サービスの提供により、リゾート施設内の円滑・安全な移動を実現する。 日本では、少子高齢化・人口減少に伴い、さまざまな業界においてドライバー不足が深刻化している。なかでも、国内旅行客や訪日外国人の増加している観光産業においては、さらなる人手不足に起因するサービス品質の低下が懸念されている。例えば、広大な敷地を所有するリゾート施設では、カートに利用者を乗せた敷地内の移動が重要なサービスである一方、限られた人員で、カートの手配や割り当て、運転を担う必要があり、本来の接客業務に支障が出るといった課題がある。 同社は、安心・安全な自動運転技術の確立に向け、2021年から多様なユースケースに応じた自動運転車両の実証実験を重ねてきた。それらを通じて蓄積した知見や技術をもとに、リゾート施設に対し、配車から車両運行までを無人化した自動運転サービスを提供する。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。