アンリツ、「CEATEC 2025」に出展 ドローン+測定器で電波環境を測定
アンリツは、『その挑戦をアンリツとともに 「はかる」を超え、持続可能な未来を拓く』をテーマに
「CEATEC 2025に出展した。
衛星通信、フィールド検証、ドローン通信試験の取り組みを紹介した。今年、新たにサービスが開始された「Starlink」による衛星通信のフィールド検証、高度モビリティ電波伝搬シミュレーションと通信ラボ評価環境(AK Radio Design、構造計画研究所との合同展示)、ドローンの安全な輸送路確保のための電波環境検証などの取り組みを紹介した。
『ドローンによる物流の社会実装に向け電波環境を測定』=写真=では、ドローンを用いた上空の電波環境調査を紹介した。ドローンに種々の測定器を搭載し、上空の電波強度や通信速度等を測定する。
電波強度測定の例では、大型ドローン+測定器で、測定データを地図上にマッピング。電波の強いエリア、弱いエリアを表示し、高さ方向での測定値の変化も可視化できる。
食品業界向けX線検査機 AI(人工知能)判定機能も注目を集めた。X線検査機はX線透過画像を用いて、独自の複合アルゴリズムにより微小な異物や形状不良を検出する。AI判定機能を搭載すれば、膨大な不良品パターンの特徴を学習して、従来にないアルゴリズムも実装可能となる。その結果、検出精度の向上に加え、誤検出の低減に貢献する。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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