
NEC、「準天頂衛星システム11機体制(第一期) 測位ミッションペイロードの開発」を受注
NECは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から「準天頂衛星システム11機体制(第一期)測位ミッションペイロードの開発」を受注した。本測位ミッションペイロードは、内閣府宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星システム戦略室が整備・運用する準天頂衛星システム「みちびき」に搭載される予定。
準天頂衛星システム「みちびき」における測位ミッションペイロードは、衛星測位サービスを実現するために衛星に搭載されるミッション機器。測位信号を生成する機器や距離計測を行う機器、測位信号を地球へ届ける通信機器などで構成されており、NECは準天頂衛星初号機から一貫してこの測位ミッションペイロードの開発を担当してきた。
これまでも世界最高レベルの測位精度(注2)を実現する高性能かつ高信頼なシステムを提供してきたが、今後の11機体制実現に向けて新たな技術を搭載する。具体的には、複数の原子時計を合成することで従来の高安定なシステムをさらに上回る周波数安定度を実現する機能、ソフトウェアによる柔軟な機能構成変更を可能にするデジタル変調制御機能などを搭載し、我が国の衛星測位システムの持続的な発展に貢献する。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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