テレビ朝日、双方向デジタルアート

 メディア&エンターテインメント産業分野における日本最大級の総合イベント「Inter BEE 2025」(インタービー 2025)が11月19日から21日まで幕張メッセ(千葉市)で開催された。主催は一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)。
 テレビ朝日の研究開発チーム「テクラボ」は、エンターテインメント/ライティング部門 IGNITION×DCEXPOにに出展し、生成AIとセンシング技術を融合したインタラクティブデジタルアート「Bloomscape」を展示した。
 会場のカメラが来場者の骨格データを読み取り、生成AIがその人を「花の妖精」に変身させる。完成した妖精は大型スクリーンに映し出され、その人自身が作品の一部となるというもの。
 技術要素は▽画像認識技術を活用した骨格データの抽出▽生成AI技術による画像のリアルタイム生成▽インターフェース技術を活用したインタラクティブな体験。
 コンセプトは次の通り。
 あなた自身が世界に1つだけの花の妖精となり、風景を作り上げていきます。
 その花は皆の集まる世界の一部になりますが、決して埋もれません。
 なぜなら、それは診断された「あなただけの花」が
 「あなただけのポーズ」をしているから。
 集団の中で輝く、あなただけに「らしさ」を見つけてください。
 「あなたを撮影して、生成系AIが花診断を行い、AIを生成します。花の妖精になったあなたが風景の中に現れます。
テクラボ内研究グループ『AI Touch』では、このような各種AIコンテンツへの取り組みを行っています」(テレビ朝日)。
 

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。