「NECグリーンロケッツ東葛」新たな出発

 JR東日本とNECは、NECが運営するラグビーチーム「NECグリーンロケッツ東葛」について、NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26終了後の2026年7月にJR東日本グループがその栄光の歴史を引き継ぐ契約を締結したと発表した。
 「NECグリーンロケッツ東葛」は、新たな出発を迎え、引き続きNTTジャパンラグビー リーグワンで活動するとし、引き続き変わらぬ熱い応援・支援をいただきたいとしている。
 JR東日本からのコメントは次の通り。
 JR東日本グループでは、「全社員で安心と感動を持続的に生み出し、ステークホルダーの信頼に応え、すべての人の心豊かな生活を実現します。」をグループ理念として、事業活動を通じてさまざまな地域課題の解決に貢献する志高い企業グループを目指しています。現在、JR東日本グループでは、5つの企業スポーツチーム*が活躍しており、企業スポーツの活動を通じた、健全な人材育成、競技人口のすそ野の拡大、地域の活力の醸成など、社会課題の解決に取り組んでいます。
 今回、新たに企業スポーツチームとして、グループ一体となった地域社会のさらなる活性化への貢献に向けて「NECグリーンロケッツ東葛」を迎えることにより、NTTジャパンラグビー リーグワン2026-27から参加します。
 また、ホストエリア(千葉県の8自治体)、チームが運営するアカデミーやファンクラブ、ホストスタジアム(柏の葉公園総合競技場)も引き継ぐ予定であり、今後関係者と協議を行います。なお、新たなチーム名称などについては決定次第お知らせいたします。
 これまで「NECグリーンロケッツ東葛」が様々なステークホルダーと共に積み重ねてきた歴史と伝統に敬意を表するとともに、今後JR東日本グループのお客さまや地域の皆さまの生活と幅広い接点を持つ強みをいかした新たな取り組みに積極的に挑戦することでチームのさらなる発展を目指します。
 NECからのコメントは次の通り。
 NECはチームを中長期にわたり持続可能な形で発展させていくため、2025年8月からチームの譲渡に向け検討を進めてきましたが*、ラグビーへの強い情熱を有し、スポーツチームの活動を積極的に支援してきた実績を持つとともに、東葛地域との関係性も深いJR東日本に譲渡することが最善と判断しました。
 NECはこれまで培ってきたチームの資産をJR東日本に円滑に承継するため最大限の努力を行います。また、チーム譲渡後もNEC我孫子事業場内の練習グラウンドやクラブハウスをJR東日本に貸与するなど、パートナーとして引き続きチームの発展を支援します。
 「NECグリーンロケッツ東葛」を応援・ご支援いただいているすべての皆さまには心より感謝申し上げるとともに、チーム譲渡後も引き続き変わらぬ熱い応援・ご支援を賜りますようお願いします。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。