シスコ、国家サイバー統括室と合意書を再締結
シスコシステムズ合同会社(東京都港区、濱田義之社長執行役員)は、内閣官房国家サイバー統括室(NCO)の前身である内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)と締結していたサイバーセキュリティ分野での連携・協力に関する基本合意書を再締結し、今後も連携・協力を強化していくことで合意したと発表した。
シスコが実施したサイバーセキュリティ成熟度指標2025によると、成熟段階に達している日本の企業・組織は全体のわずか2%であることが明らかになっている。本合意書では、日本全体のサイバーセキュリティレベルの底上げに加え、大規模国際イベント時におけるサイバー攻撃等による準備・運営への影響を未然に防ぎ、軽減することを目的としている。
本合意書では、シスコのセキュリティ専門家が所属する世界最大規模の脅威インテリジェンスチーム 「Cisco Talos」や、人材育成プログラム「シスコネットワーキングアカデミー」の知見・人材を活かし、NCOに対してワークショップを提供するなどの人材交流を実施し、日本におけるサイバーセキュリティ体制の強化と人材育成に協力していくことが盛り込まれている。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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