ビット・パーク、施設予約システムとココBOXが連携

 第30回「震災対策技術展―自然災害対策技術展―」は、2月5日・6日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催。主催は「震災対策技術展」実行委員会。運営は「震災対策技術展」事務局/エグジビションテクノロジーズ。 
 ビット・パークは、避難所や防災倉庫の鍵を安全に保管し、緊急時には誰でも取り出せるリモート制御式キーボックス「ココBOXⅡ」を展示した。
 今回、新機能を紹介した。公共施設予約システム「アイ・とるにぃ」と鍵収容箱「ココBOXⅡ」が連携した。「ココBOXⅡ」が機能拡張し、公共施設の利用予約に活用できるようになる。公共施設の予約と鍵の受け渡しが簡単になる。会場では予約管理システムとの連動デモを見せた。来年度にも実用化する考えだ。
 「今回の機能拡張の背景には、離れた場所からの操作で解錠・施錠が可能な“鍵収納箱”を、災害時だけ活用するだけではなく、普段も使いたいという要望に応えたものです。せっかく避難所となる学校や施設の横に置いてあるんだから平時も使いたいという声に応えました。この公共施設予約システムは、スマートフォンやパソコンから、いつでも簡単に予約手続きを行うことができます。スマートフォンの画面を見ていただくと、学校や施設の予約状況が一覧になっており、三角印は予約が入っている、丸印はまだ空いているとわかります。例えば、高校のバスケットボール部の監督が練習のため土曜日の3時から自治体の体育館の施設を使いたいという時に、体育館の鍵を普段保管している役所までもらいに行って、さらに返却するのは手間がかかります。このシステムでは、その体育館の入口にある鍵収納箱から鍵を取って終わったら戻す、それで役所に行き来する手間が無くなります。スマホをポンと操作するだけで、この日のこの時間だけ動作するURLを発行できるような機能になっています。IDパスワードで入ると、ワンタイムURLを発行することができます。それでバスケットボールチームの監督だけがこの時間帯だけ開け閉めできるのです。フェーズフリー(「平時と非常時の境界」(フェーズ)を「解放」(フリーに)するという意味で、普段のくらしと災害時のくらしの垣根をなくすことを目標とした考え方)という観点からみても優れています。平時に利用いただけるユーザーさんの裾野が広がります」(ビット・パーク)。
 ビット・パークは、Jアラートなど全国瞬時警報システムとの連携可能なリモート鍵収納箱の決定版(特許出願済)「ココBOXⅡ」を展開している。
 「ココBOXⅡ」は避難施設や防災施設の「鍵」を収納し、離れた場所からの操作で解錠・施錠が可能な鍵収納箱。あらゆるセンサーやインターフェース機能も同時に装備し、J―ALERTをはじめとする災害情報・防災情報システムとの連携(オプション)を可能とした。
 災害発生直後の避難所開設情報や近隣住民へのメール通知など、スムーズな避難所開設を支援する。〝令和時代の防災DX〟を実現する。 
 具体的には、避難所や防災庫の鍵を保管するボックスを、緊急時にパソコンやスマートフォンからリモート解錠できる。堅牢なボディと各種センサー連携など拡張性に優れた製品。複数の防災施設を一元管理する。地図と連動したわかりやすい画面で複数のココBOXを一元管理(待機、解錠、開扉状態確認)できる。一括解錠・個別解錠モードを搭載。解錠されたことを、事前登録した自治会関係者にもメール通知。地域連携を図る。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。