東芝子会社、電力連系設備向け交直変換装置を受注
東芝エネルギーシステムズは、電源開発送変電ネットワーク株式会社が保有・運用する北海道・本州間電力連系設備第1極更新工事に向けて、変換器・変圧器・制御保護装置などで構成される自励式交直変換設備の設計、調達および据付を受注した。本連系設備は、北海道と本州の電力系統を結ぶ基幹的な設備であり、長距離かつ海峡をまたぐ送電を効率的かつ安定的に行うため、交流の電力を一度直流に変換して送電する高圧直流送電システム(HVDC)が採用されている。同社は本設備の搬入を2029年度以降順次行い、現地での試験などを経て、2031年度中に運用が開始される予定。
今回更新対象となる北本第1極設備は、自励式交直変換装置を採用する。自励式交直変換装置は、従来方式である他励式交直変換装置とは異なり、接続先の交流系統の状況に依存せず、自ら交流波形を生成して直流と交流の変換を行うことができる。この特長により、災害時などにおいて接続する交流系統の電圧が不安定な状況であっても、安定した電力融通の実現が可能となる。なお、既設の第2極は他励式であることから、更新後の北本連系設備は、自励式と他励式を組み合わせたハイブリッド構成となる。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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