富士通、交通想定実験が前橋市公共計画採用

 国土交通省を事業実施主体とする地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」において、富士通が受託開発したソーシャルデジタルツイン技術を活用した総合交通シミュレーションシステムが、群馬県前橋市の「前橋市地域公共交通計画」の策定に活用された。
 同計画は前橋市において2026年3月23日に公表され、同システムによる分析結果が主要施策の一つであるバス路線増便の方針を裏付ける科学的根拠として掲載された。
 このシステムは、バスなど定時運行型とオンデマンド型交通を組み合わせたシミュレーションを用いた交通計画策定における国内初の取り組みとして開発された。一般的に利用可能な住民属性や移動、目的地に関する統計データやMaaSアプリから取得可能な乗降実績に関するデータを活用して、人や社会の振る舞いのシミュレーションを行い、施策の事前検証を効率化する。
 これにより、交通事業者などステークホルダーとの合意形成に係る期間を約25%短縮できることを実証した。

写真は シミュレーション結果の例

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。