KDDIなど、電力使用量を約40%削減した通信網を運用
KDDI、シスコシステムズ合同会社、富士通の3社はこのほど、IPレイヤーと光伝送レイヤーを融合した地域網内ネットワークであるメトロネットワークの本運用を開始したと発表した。
同メトロネットワークは、WDM(1本の光ファイバに波長の異なる複数の光信号を多重して伝送する技術)用光信号を直接送受信することが可能なシスコ製ルーター「NCS5500」シリーズと、オープンインターフェースで他社製品と接続が可能な富士通製Open Line System(OLS)「1FINITY」シリーズ(富士通製光伝送システム)を利用することで、IPレイヤーと光伝送レイヤーを融合した構成を実現した。
この構成は、ルーターから直接WDM用光信号を送信し、OLSやWDMによって伝送する構成を指す。IP over DWDM、IP Opticalと呼ばれていたが、昨今ではRON(Routed Optical Networking)という名称で呼ばれている。
(全文は11月8日付2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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