空飛ぶクルマや自動運転を視察 中野国交大臣、カナダICAO総会にて一般代表演説

 中野洋昌国土交通大臣はこのほど、閣議後の記者会見で9月22日(月)から27日(土)まで、カナダとアメリカに出張し、カナダ・モントリオールでは23日・24日の両日、第42回国際民間航空機関(ICAO)総会に出席し、日本代表団の首席代表として一般代表演説を行い、航空分野のわが国の取組み及びICAOへの貢献をアピールするとともに、本年11月に実施予定のICAO理事会議長選挙における大沼俊之ICAO日本政府代表部特命全権大使の当選に向け、各国代表に支持要請を行った旨、報告した。
 ICAOは、1944年に採択された国際民間航空条約(シカゴ条約)にもとずいて設立された、国際民間航空をつかさどる国連の専門機関。2025年9月末現在の締約国は193か国、わが国は1953年に締約国となり、1956年以降、現在までに連続して理事国に選出されている。
 カナダ・モントリオールのICAO本部で開催した第42回ICAO総会には、首席代表の中野大臣、首席代表代理の大沼特命全権大使、中山理映子大臣官房審議官(航空)、石井靖男航空局安全部長、外務省他が出席。ICAO次期3か年計画の活動方針・計画、及び航空安全、航空保安、航空管制、航空に関する環境問題等、理事国選挙等について審議した。
 中野大臣は、各国とのバイ会談、日本首席代表としての一般演説、JAPANレセプションを通じた働きかけ等を行い、現地では米国運輸省のダフィー長官ら複数の各国大臣級と会談、大沼氏への支持要請のほか、交通分野における新たな技術等について意見交換し、建設的な協力関係を深めていくことを確認した。
 加えて、9月24日(水)の夜には、日本主催のJAPANレセプション開催し、このレセプションを通じて、多くの国の大臣にICAOの枠組みにおけるわが国との協力関係への感謝の意を伝え、関係を深めた。
 また、アメリカ・サンフランシスコにおいては、空飛ぶクルマや自動運転等を視察。9月25日(木)に今後の社会実装及びその拡大に向けて、空飛ぶクルマの製造拠点を視察し意見交換したほか、石原大物流・自動車局長とともに自動運転技術の視察、試乗及び意見交換を行った。
サービスの実現に必要なファインダー、ディスカバリ、クローラ―といったセマンティクスコンポーネントを、ドローン航路などの特定の用途から非依存となるようにリファクタリングするほか、データの送受信間でセマンティクスが異なる場合への対応として、セマンティクスアダプタを生成するLLM活用技術を確立する等。