
Inter BEEインタビュー NHK 技術局長 伊藤寿浩氏
日本最大級のメディア総合イベントである「Inter BEE 2023」が11月15日に開催する。NHKは電子情報技術産業協会(JEITA)と共同で出展する。今回のコンセプトは「進化を体感! ~広がるメディアの可能性~」。「AI技術・IP活用」、「未来のメディア」、「4K8K普及推進」の3つのテーマで展示を行う。
NHK 技術局長の伊藤寿浩氏に、今回の展示概要や見どころの他、現在の技術開発の方向性、IP化やクラウド化、リモートプロダクションの現状と課題、新放送センターの建設状況、地上放送の高度化などについて聞いた。
――NHKで現在力を入れている研究開発にはどのようなものがありますか
伊藤 NHKでは、視聴者のみなさまに豊かな放送・サービスをお届けするために、長年にわたってさまざまな技術研究開発に取り組んできました。
最近ではIPやクラウド、AI技術など最新テクノロジーの活用によるリモートプロダクションや番組映像の自動編集などコンテンツ制作工程の高度化・効率化に取り組むほか、システムの集約化や省エネなど環境経営にも力を入れています。
また、放送技術研究所では、視聴環境や放送・通信の伝送路などの多様化を想定し、「イマーシブメディア」、「ユニバーサルサービス」、「フロンティアサイエンス」を3つの重点分野として研究開発に取り組んでいます。
(全文は11月15日付1面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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