【特集Japan Drone九州】 イームズロボティクス 「リモートID送/受信機」

 12月6日(火)~7日(水)〈午前10時~午後5時〉に福岡国際会議場4階会議室(福岡県福岡市博多区石城町2―1)で「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO in 九州(福岡)2022」が開催される。主催は一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)。共催はコングレ。特別協力は福岡地域戦略推進協議会、西日本新聞社。入場料は1000円(来場事前登録で無料参加可能)。日本初の本格的な民間ドローン専門展示会&コンファレンスとして、毎年6月に開催している『Japan Drone』。無人航空機の単独展示会として、ドローンの利活用や産業振興に大きな役割を果たしている。その『Japan Drone』が九州で初めて開催される。最新技術の紹介や政府関係者及び専門家による講演も多数予定している。 イームズロボティクスは「リモートID送信機」と「リモートID受信機」の2機種の実機を展示する。 送信機は、2022年6月20日から施行されるリモートID制度に準拠した国産品で、軽量・防水・防塵に加え、最大3000㍍の送信距離を有している。また、警察・警備会社向けに、リモートID専用の受信機の実機展示も行う。 新たに航空法で定められたドローンの機体登録制度では、有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4)に関わる法整備の一環として、100㌘以上の全ての無人航空機に対して登録記号(ID情報)を発信する仕組み「リモートID」の搭載が義務付けられる。  外寸60×30×22㍉㍍、重さ33㌘とコンパクトな設計で、約120㍉㍍のリード型アンテナを装備している。通信はブルートゥース5・0を採用し、最長3000㍍先にも電波を飛ばすことができる(見通しの良い環境での実施、同社最新の試験による)。一般的なドローン運用において、ドローン本体との通信に影響がないことを確認している。  防水・防塵性能(IP54相当)を備え、農薬散布ドローンなど屋外で飛行させるドローンやラジコンヘリなどの搭載にも対応。8時間以上の連続稼働が可能だ。そのほか、落下や振動をはじめとした車載性能レベルの試験を行い、信頼性を確保している。  リモートID受信機は主に研究機関やドローンメーカーなどのプロフェッショナル向けで本体とソフトウェア(サブスク)で提供が始まっている。 ブース・C―01