民放地上波 2023年 春の新ドラマ 特集

《TBS系「王様に捧ぐ薬指」》 TBSは火曜ドラマ枠(火曜午後10時)の新作「王様に捧ぐ薬指」を4月18日から放送する。原作は漫画家わたなべ志穂の同名漫画。 主人公・羽田綾華役を演じるのは、TBSドラマ初主演の橋本環奈。華やかな容姿とは裏腹に、ズケズケとものをいう強気な性格。実家は小さな蒲鉾店で経済的に苦労しているが、いつも支えてくれる家族は綾華にとって何よりも大切な存在。一方、そんな綾華へ突然「結婚してほしい」とプロポーズをする新田東郷役を演じるのは山田涼介。大企業「新田ホールディングス」の御曹司で、綾華が働く結婚式場の社長でもある。絶対的な権力を持つワンマンタイプで女性に困ったことはないが、本当の恋はしたことがない。そんな“ド貧乏シンデレラ”と“絶対的王様”が選んだ打算だらけの結婚。果たしてその行方は――。 《フジテレビ系「風間公親―教場0―」》 フジテレビは「月9ドラマ」枠(月曜午後9時)で木村拓哉が主演を務める開局65周年特別企画「風間公親―教場0―」を4月10日から放送する。原作は「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(14年)第2位を獲得するなど、ミステリー界の話題を総ざらいした作家・長岡弘樹の「教場」シリーズ。20年、21年に新春スペシャルドラマとして放送された「教場」シリーズでは、冷酷無比な義眼の教官・風間公親役を、木村が凄みのある演技で見せ、視聴者に強烈な印象を残した。本作は「教場」で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く“エピソード・ゼロ”となっている。(全文は3月31日付けに掲載。残り約2000文字)