【ケーブル技術ショー】レポート マスプロ電工

 マスプロ電工は「ケーブル技術ショー2023」に出展した。同社ブースでは、災害時の緊急情報を伝える『ケーブルラジオシステム』や遠隔からテレビ信号の状態を監視する屋外用の『TV信号モニタリングシステム』(参考出品)、市場で好評を得ているデジタルレベルチェッカー・光パワーメーターを提案した。 また、新発売のBS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正し、伝送システムに合わせた出力レベル調整が可能なBS・CSチャンネルプロセサーやシステムに合わせた機能を搭載したモデルを選択できる『光受信機(V―ONU)』などを展示した。 主な出展製品は次の通り。 ▽ケーブルラジオシステム=ケーブルテレビ網のFM帯域(76~95MHz)を活用したケーブルラジオシステムを提案した。同システムは災害時の緊急情報や地域に密着した身近な情報を、ケーブルテレビ局のセンターより各家庭などに設置されたケーブルラジオ端末へ配信するシステム。 具体的には、ケーブルテレビ網のFM帯域を利用して任意のエリアへの情報伝達や災害時の緊急情報をより確実に伝えることができるFM告知放送システム。ケーブルテレビ局からの起動信号を受信すると、ケーブルラジオ端末が強制起動して、音声での告知や本体前面の液晶画面などに告知情報を文字メッセージで伝えることができる。 普及型ケーブルラジオ「CR3C」の特長は▽本体前面の液晶画面で告知情報を表示▽ケーブルテレビに接続していれば、CATVで配信されているFM放送を聴取できる▽停電時も使用できる2電源方式など。(全文は8月16日付け4面に掲載)