地域発ICTスタートアップ創出プログラムを実施

 総務省及び国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、地域発ICTスタートアップの事業拡大等のサポートを行う令和7年度の「全国アクセラレータ・プログラム」を実施する。また、その最終成果発表の場として、全国各地から選抜された学生や若手起業家がビジネスプランを披露する「起業家甲子園」・「起業家万博」を、令和8年3月10日(火)、11日(水)に開催する。

 総務省とNICTでは、「地域発ICTスタートアップ」(地域で起業されるICTを活用するスタートアップ企業)の創出による地域課題の解決や経済の活性化を目的に、次世代のICT人材の発掘・育成及び地域発ICTスタートアップの事業拡大等のサポートを行う「全国アクセラレータ・プログラム」を毎年度実施してきた。

 「全国アクセラレータ・プログラム」では、NICTのICTメンターによって、各地域の連携大会から発掘された次世代のICT人材や有望な地域発ICTスタートアップに対しメンタリングやビジネスプランのブラッシュアップ等を行うことで、全国各地から選抜された生徒・学生や若手起業家に、その最終プログラムである「起業家甲子園」(生徒・学生向け)・「起業家万博」(若手起業家向け)でビジネスプランを発表してもらう。また、特に有望な参加者には国内の大規模展示会への出展機会の提供も行っている。

 政府は、令和4年に「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、官民一体の取組としてスタートアップへの投資額が5年間で10倍を超える規模となることを目標としている。総務省及びNICTは、官民一体となってスタートアップを産み育てるエコシステムの創出により、政府目標の達成にも資することを目的に同プログラムを実施する。

 「全国アクセラレータ・プログラム」への参加希望者は、全国各地域で実施予定の連携大会に応募する必要がある。また、連携大会の実施がない地域の居住者は、連携大会を経ないウェブによる応募受付も予定している。

 また成果発表の場である起業家甲子園は令和8年3月10 日(火)、起業家万博は令和8年3月11 日(水)、共に丸ビルホール&コンファレンススクエア(東京都千代田区丸の内2―4―1 丸ビル7・8階)で開催予定。最も優れたビジネスプランの発表者には「総務大臣賞」を授与する。
 連携大会等を含む詳細は、次のQRコードからNICT のホームページ「ICT スタートアップ支援センター」で確認できる。
https://www.nict.go.jp/venture/

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。