
楽天モバイルに行政指導 総務省、情報漏洩に伴う不正契約に絡み
総務省は8月19日付で、楽天モバイル株式会社(矢澤俊介代表取締役社長)に対し、通信の秘密の漏えい事案に関する通信の秘密の保護、漏えい報告書の提出及びコンプライアンス・リスク管理体制構築の徹底を図るとともに、再発防止策等の必要な措置を講じ、その実施状況を報告することを求めた文書による行政指導を行った。
同省によると、楽天モバイルからの報告により、通信の秘密に係る情報が掲載されているユーザ向けWebページである「my楽天モバイル」にログインが可能なID及びパスワードの組合せが、第三者によって不正に入手され、ユーザの通信の秘密が閲覧可能な状態にあったことが発覚。また、同社は遅くとも令和7年2月27日までには通信の秘密に係る情報が漏えいした事実を認知していたにもかかわらず、情報漏えい事案としての検討及び対応を行っておらず、同省に対して漏えい事案の報告があったのは6月17日になってからだったという。
同省は電気通信事業法の定める通信の秘密の漏えい等に該当するとし、同社に顧客対応と被害拡大防止への措置を求め、リスク管理体制の見直しを含めた再発防止策の徹底等、同様事案を発生させないよう厳重に注意する旨を記した文書による行政指導を行った。
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