須高ケーブルテレビ、地域BWAの無線局免許取得

 須高ケーブルテレビ(長野県須坂市、丸山康照社長)は2月20日、広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)の免許を取得したと発表した。 同社は、この地域BWAシステムを使用し、地域情報カメラの映像伝送、災害時における避難所でのインターネット利用、防災情報の配信や高齢者見守り等、地域住民の安心・安全サービスの実現を目指す。 また、同社はエリア内の完全光化(FTTH化)を平成30年度に完了し、高精細映像配信・超高速インターネットサービスに加え、地域BWA回線による無線通信サービスを通じて、住民の様々な要望に応えていく。 免許の概要は技術方式がAXGP方式(通信速度は下り最大110Mbps)、電波の形式・周波数等は20M0X7W・2585メガヘルツ・40ワット。基地局数は1局。サービス対象区域は長野県須坂市の一部(順次サービスエリアの拡大を予定)。 サービス概要は自治体向けサービスが道路情報カメラ映像伝送、観光情報カメラ映像伝送、指定避難所Wi―Fiスポット。一般向けサービスが無線インターネット。 須高ケーブルテレビは平成元年開局。長野県須坂市・小布施町・高山村をエリアとするケーブルテレビ局。 「顧客感動度ナンバーワン宣言」のもと、テレビ、インターネット、IP電話、光コラボ「ながの光」サービスなどを展開。これまでに日本ケーブルテレビ連盟主催のベストプラクティス大賞をはじめ、番組アワード、地方の時代映像祭、4K徳島映画祭など各賞を受賞。2006年から開始した女子美術大学、高山村との産学官連携事業や須坂市から委託された「シティセールスプロモーション」、地域コンテンツの海外展開など地方創生事業を幅広く展開している。