JCTA、JCTEAがケーブルテレビイベントで共同会見

一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(JCTA、東京都中央区)、一般社団法人日本CATV技術協会(JCTEA、東京都新宿区)は7月5日、日本ケーブルテレビ連盟会議室でのリアル会見とオンラインでのハイブリッド会見を共同で行い、「ケーブルコンベンション2023」「ケーブル技術ショー2023」の開催についてイベントの詳細内容を発表した。 ケーブルテレビ業界の総合コンベンション「ケーブルコンベンション 2023」と、その関連イベント「ケーブル技術ショー2023」は一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟、一般社団法人日本CATV技術協会、一般社団法人衛星放送協会(東京都港区、小野直路会長)7月20日、21日に東京国際フォーラムで開催する。 「ケーブルコンベンション 2023」は、〝Power of Our Society ~地域の力が未来を変える~〟をテーマに、特別講演や基調講演、各種セミナーを実施する。業界の先進事例やソリューションなどの情報収集、業界内外における交流の場として活用してほしいとしている。  「ケーブル技術ショー2023」の開催コンセプトは、〝Let‘ s start with Cable DX!~地域共創・地域DX、持続可能な未来をつくるケーブル技術の実行力 ~〟。ケーブルテレビによる新しい地域社会の実現に向けた最新の技術、製品、ソリューションなどを紹介する技術展示会、技術セミナーを開催する。 両団体の理事長が冒頭挨拶を行った。 渡辺克也日本ケーブルテレビ連盟理事長は「ケーブルコンベンションは、昨年3年ぶりということで開催した。新型コロナウイルス感染症の第7波の影響で来場者数は例年の半数以下だった。今年はコロナ禍も節目をむかえて、コロナ前と同規模で開催される。ケーブルテレビ業界にとって次に向かっての良いタイミングとなっている。コロナ禍でデジタル化が進んだということで、会議やセミナーはハイブリッド化の状況がいまや当たり前になっている。生活の状況や社会の状況はコロナ前に戻りつつあるが、われわれの生活スタイル、ビジネススタイルは必ずしも元に戻らない。そういった中、ケーブルテレビ業界は多くの方々とコミュニケーションしながら次に向けての様々な取り組みを意見交換すると。極めて重要であり、今回、ケーブルコンベンションのリアル開催は、われわれ業界にとって大きなことであり、多くの方々に参加いただきたい」と述べた。 また「全国のケーブルテレビ事業者に話を聞くと、地域にケーブルテレビが根付き、住民にとってなくてはならない存在になっていると実感している状況だ。地域の持つ力、可能性にあらためて気付かれたというのが昨今の状況だ。日本ケーブルテレビ連盟は2年前に『2030ケーブルビジョン』を発表し、その中のミッションは『地域DXで地域を豊かに、人々を笑顔に』である。この実現に向けて、皆さまと協力して地域課題の解決に取り組んでいる状況だ。~地域の力が未来を変える~をテーマにしたケーブルコンベンション 2023では、魅力あるプログラムを多数組んでいる。ぜひ、多くの方々のご来場をお待ちしています」と述べた。(全文は7月10日付け3面に掲載)