
放送文化基金⑧~民放連 早河洋会長「制作者としての評価は客観的な検証が必要」
次に日本民間放送連盟 会長の早河洋氏が挨拶した。「私は就任したばかりで、このような盛大な会にご招待いただきありがとうございます。
先ほど濱田理事長からもお話しがありましたが、今回は282作品がエントリーされ、1ヶ月におよぶ大変な審査の結果、31の作品が選ばれました。作品をざっと見ますと、やはりドラマではNHKの連続テレビ小説。それからドキュメンタリーもそうですが、NHKさんが非常に強い。
その中で、エンターテインメント部門、私どもの『題名のない音楽会〜山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会』が最優秀賞を受賞したのは大変嬉しいことです。
さて、話は変わりますけども、様々な事柄から、私ども民間放送が人権やコンプライアンスをきちっと維持しているのかというそういう問題も突きつけられております。
民放は絶対的に視聴率というものを上げるという使命ですが、制作者としての評価というのはやはりこうした客観的な検証が必要です。放送文化基金賞という大変重要な賞をさらに発展されるようお祈り申し上げます」。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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