
放送文化基金⑨~「放送文化基金賞」贈呈式
公益財団法人放送文化基金は7月9日、第51回(2025年)「放送文化基金賞」贈呈式を開催した。
放送文化基金賞は、視聴者に感銘を与えた優れた番組・配信コンテンツや、放送文化、放送技術の分野で顕著な業績をあげた個人・グループを表彰する賞。
設立当初から、放送番組だけでなく、放送文化の発展・向上に貢献した取り組みや、放送に関連する技術の開発などの成果にも焦点を当ててきました。また、民放、NHKだけでなく、第10回からは制作プロダクションにもいち早く門戸を開いた。そして、第49回から配信コンテンツにも表彰対象を広げている。
メディア環境の大きな変化を見据え、進化しながら、制作関係者の励みにしていただけるような賞を目指している。
放送文化基金賞は、過去1年間(2024年4月~2025年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、動画配信会社などから、全部で282件の応募、推薦があった。4月から約2か月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、放送文化、放送技術部門で8件、さらに特別賞1件の受賞が決まった。
ドラマ部門の最優秀賞は「連続テレビ小説 虎に翼」(NHK)、優秀賞は「ホットスポット」(日本テレビ放送網)、奨励賞は「ドラマ10 燕は戻ってこない」(NHKエンタープライズ、NHK)、同じく奨励賞は「Netflixシリーズ 『極悪女王』」(Netflix)。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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