テレビ東京 Mintoに戦略的出資

 テレビ東京(東京都港区、吉次弘志社長)は、IP(知的財産)価値の最大化を目的とした成長戦略の一環として、マンガ・アニメ・キャラクターなどのIPを起点に企画・制作から海外流通まで手掛けるIPプロデュース会社であるMinto(東京都港区、水野和寛社長)が実施する第三者割当増資を引き受け、5億円を出資することを決定したと発表した。Mintoが持つ東南アジアを中心とした事業基盤とデジタル領域でのマネタイズ力を活用して、当社が保有するアニメ作品などの豊富なIP資産の収益力を強化し、成長力を引き上げる。
 同社は、グループ長期ビジョン「テレ東VISION2035」においてコンテンツ価値の最大化をめざす「CaaS(Contents As A Service)戦略」を掲げ「まだ見ぬおもしろいコンテンツ」をグローバルに展開することを打ち出している。近年、アニメやドラマ、乳幼児向けの自社IP「シナぷしゅ」といった同社コンテンツの国内外での需要は拡大しており、海外展開やデジタル領域でのマネタイズ機能の整備が成長の課題となっていた。
 Mintoは、マンガ・アニメ・キャラクターなどのIPを起点に、企画・制作からデジタル展開、海外流通までを手掛けるIPプロデュース会社。タイ・ベトナムに現地法人を置き東南アジア全域で事業を展開しており、同社のIPビジネスを補完する戦略的パートナーとして最適であると判断した。同社は2022年に、映像配信事業を手掛けるベトナムのPOPS Worldwideと資本業務提携をして、ファミリー層向けにアニメを中心にIPコンテンツを提供してきたが、今回のMintoとの資本業務提携を通じて海外での事業展開を一層加速する。
 同社はアニメをはじめとするコンテンツを活用した配信や商品化、ゲーム化等を成長エンジンとして位置付けている。同資本業務提携を通じて、同社は東南アジアにおけるIP展開の拠点機能を獲得し、Mintoの販路・人材ネットワークを活用することで、同社の「シナぷしゅ」等のコンテンツIPの海外販売を拡大していく。
 テレビ東京 取締役 アニメ、国際事業担当 廣部琢之氏は、「Mintoとのパートナーシップで、お互いの強みを活用し、デジタルとグローバル展開で連携し、成長を加速できる体制を構築してまいります。アニメ、『シナぷしゅ』、ドラマなど国内、海外でより広く、深く楽しんでいただけるように、ファン、コンテンツホルダー、お取引先の皆様の期待に応え、感動を届けてまいります」とコメントしている。
 Minto 代表取締役 水野和寛氏は、「様々なコンテンツを国内外へ展開するテレビ東京と資本業務提携の機会を頂き大変嬉しく思います。当社が持つIPマーケティング、ショートコンテンツ制作、デジタルプラットフォーム開発、海外・アジア拠点でのIP展開などのノウハウを、テレビ東京のIPと組み合わせ様々な事業の展開ができると考えます。両社の提携が、日本エンターテインメントの未来を広げる一助になるよう邁進してまいります」とコメントしている。
 テレビ東京は、長期ビジョン「テレ東 VISION2035」において、コンテンツ価値の最大化をめざすCaaS戦略を掲げ、コンテンツIPを起点とした多角的なマネタイズを推進しています。グループの持続的成長に向けて十分なシナジー効果が見込めると判断すれば、企業との資本業務提携や買収を積極的に進めていく方針。
 ※CaaS(Contents As A Service)戦略
 多様な価値観を持つユーザーに向けてコアに刺さるIPコンテンツを創り、そこを起点に放送、配信、商品化(MD)、イベントなどの「経済圏」を多角的に構築すること。