ネクフル、「necfru Playout」がテレビ朝日などに導入~YouTube24時間ライブ配信を簡便に実現

 ネクフル(東京都中央区、草薙 俊介代表取締役)は、24時間ライブ配信を行うための自社ソリューション「necfru Playout(ネクフル・プレイアウト)」の導入が、複数のメディア企業にて進んでいることを発表した。最近では、テレビ朝日にも導入され、同局のYouTubeチャンネルにて24時間ライブ形式での動画配信が継続的に行われている。
 「necfru Playout」は、事前にアップロードしたオンデマンド動画を管理画面上で自由に並び替え、ライブ配信として24時間365日ループ再生できるシステム。
あらかじめ設定した映像を、指定のライブサーバー(例:YouTubeライブ)に自動で送り出すことで、コストと運用負担を抑えながら、常時ライブ配信を実現できる。
主な特徴は以下の通り。
 ▽管理画面で動画を並べて開始ボタンを押すだけのシンプル運用
 ▽ドラッグ&ドロップで再生順変更可能
 ▽一度設定すれば自動で24時間ループ再生
 ▽YouTubeなど主要ライブ配信先に対応
 ▽既存のコンテンツ資産(短尺アニメ・CM・地域ニュース等)を有効活用
 ▽月5万円〜で動画数無制限の配信が可能
 「necfru Playout」はすでに複数のメディア・企業で採用されており、以下のようなジャンルで活用されている。短尺アニメ配信、
 番組CM・告知動画、文化遺産・空港等の固定設置カメラ、地域ニュース動画の24時間配信。さらに直近では、テレビ朝日のテレ朝ドラマ 公式ch(https://www.youtube.com/@tvasahi_drama )にて、ダイジェスト動画を24時間ライブ形式で編成配信する用途で利用されている。
 YouTubeにおいては、ライブ配信がアルゴリズム的に優遇されやすく、「ライブ中」専用枠への表示、視聴時間(Watch Time)の蓄積、同時接続数やエンゲージメント向上といった面で、チャンネル全体の評価や他動画のレコメンド出現率にも好影響を与えるとされている。
 「necfru Playout」を導入することで、既存の動画資産を再編集・再活用しながら、自然とチャンネル力を高める環境が整うとしている。
 ネクフルでは、同ソリューションをニュースメディア・自治体・教育機関・地域放送局・ファンコミュニティ運営企業など、動画配信を強化したい様々な組織、YouTubeチャンネルを強化したいユーザーへ積極展開していく。
 電波タイムズの取材に対し、「テレ朝さんは7/23から開始していただいています。
 類似の製品はTV局が持つ放映システムでは可能なものはある様です。
 また、海外製品で某社が扱っているシステムでもできるとは聞いています。ですが、それらは数百〜数千万と価格が高いと聞いております。
 いずれも本来24時間のライブ配信を目的としたシステムではないので、一地方の企業や部署で仕入れるのにはハードルが高く、弊社はその隙間を狙っております」と答えている。