エーディテクノ DP Alt & 10G対応 光ファイバUSB-Cケーブル発売

エーディテクノは、DP Alt Mode(DisplayPort Alternate Mode)とUSB 3・2 10Gデータ、およびPower Deliveryに対応した長尺光ファイバUSB―Cケーブル[AUC2]シリーズ から、7・5m「型番:AUC2―007M]、10m「型番:AUC2―010M」、15m「型番:AUC2―015M」の3ラインナップの発売を開始した。
 AUC2は、USB 3・2 Gen2(10G bps)およびDisplayPort 2・1規格 (DP40:UHBR10)に対応し、8K/4K映像信号を高品質かつ長距離で伝送できる多機能USB―C光ファイバケーブル。OM3準拠ガラス光ファイバの採用により、高い耐ノイズ性と安定した通信性能を実現し、プロフェッショナルな映像・データ運用環境にも対応する。また、USB PDによる最大60Wの電力供給に対応しており、接続機器への給電も可能。
 ケーブル部には、光ファイバと銅線のハイブリット構造ケーブルを採用。USB 3・2 Gen2による10Gbps高速データ通信およびDP Alt Modeによる映像伝送には光ファイバを使用し、USB 2・0/1・1通信や電力伝送には銅線を使用することで、各機能を最適に分担。これにより、最大15mもの長距離伝送とUSB―Cの各種機能をフルに活かした安定接続を両立した。



 映像伝送とデータ通信を同時に実現し、接続されるホストおよびデバイスに応じて、「映像:DP2・1(8K) + データ:USB 2・0」または「映像:DP1・4(4K) + データ:USB 3・2」の伝送モードを自動的に切り替える。これにより、使用環境に合わせて常に最適な互換性と通信速度を確保できる。
 また従来のアクティブオプティカルケーブル(AOC)では、IC性能や構造上の制約によりUSB通信の方向性が固定されていたが、AUC2シリーズでは、独自開発の高速光変換ICと6本の高性能光ファイバを搭載。接続されたUSB機器を自動で判別し、USB3・2でのデータ通信における双方向接続を可能にしている(※USB2・0/1・1及び映像信号は方向指定あり)。
 さらに、コネクタ部にはEMC性能に優れた金属製筐体を採用し、外部ノイズの侵入や内部ノイズ漏洩を抑制。ケーブル内部にもシールドを施すことで、ノイズ耐性を一層高めている。これにより、医療機器や高ノイズ環境下でも安心して利用できる。