アスク、「Viz Connect Studio I/O」の取り扱い開始

 アスクは日本正規代理店を務めるVizrt社の最新I/Oデバイス「Viz Connect Studio I/O」の国内取り扱いを開始したと発表した。
 Viz Connect Studio I/Oは、放送・ライブ配信・イベント制作など、異なる映像信号が混在する現場において、NDI・SDIなど各フォーマットの相互接続やルーティングを1台で実現。従来の接続トラブルや複雑なシステム構成といった課題をスマートに解消する、ライブプロダクション向けの高性能I/Oデバイス。
 主な特長は以下の通り。
 ▽最大8系統の3G―SDI、または2系統の12G―SDI+4系統の3G―SDIを柔軟に構成可能
 ▽最大60pのHDおよび最大59・94pの4K/UHDの映像信号に対応し、混在での運用もスムーズに構築可能
 ▽最大8チャンネルのSDI信号を同時収録でき、ライブ配信やアーカイブ運用にも対応
 ▽チャンネル単位で色調整が可能なプロックAMPと、ウェーブフォーム/ベクトルスコープを標準搭載
 ▽視認性と操作性に優れたWebインターフェースを採用
 ▽2Uラックマウント設計
 また、「Viz Connect Studio I/O」は、従来の「NC2 I/O」と同等のSDI―NDI変換機能を備えた後継モデルとして、Vizrtの新たなI/Oシリーズ「Viz Connectシリーズ」の中核を担う製品。既存のNC2 I/Oユーザーにとっても、より拡張性と柔軟性に優れたアップグレードパスとなる。
 Viz Connect Studio I/O活用例としては、放送局やプロダクションでのハイブリッド運用(既存のSDI設備とIP機器を共存させ段階的な移行を支援)、スポーツ中継やイベントでのマルチカメラ収録/配信(SDIカメラ・NDIスイッチャー・リモート中継などの信号を集約)、ニュース制作やライブ配信スタジオでの即応性が求められる環境(コンパクトかつ柔軟なI/O構成を実現)、クラウド・オンプレミスが混在する映像制作体制(複数のプロトコルを一元管理し運用負荷を軽減)など。
 なお、・ST 2110には非対応で、Vizrt Network Remote Storageは日本での取り扱いはなしとなっている。
 Viz Connect Studio I/Oの希望小売価格は、299万2000円(税込)。