PLAY 「パドック映像マルチ配信システム」導入~JCでテスト運用開始
PLAY(東京都渋谷区、黒田和道社長)は、一般財団法人グリーンチャンネルが運営する『グリーンチャンネルWeb』における東京競馬場のパドック映像を馬別にリアルタイムで視聴できる「パドック映像マルチ配信システム」の動画配信システム、および基盤の提供をした発表した。
2012年、競馬場に行かなくても投票できるインターネット投票システムが導入されて以降、インターネットを通じ競馬を楽しむユーザーは年々増加傾向にある。そこで、レースの映像視聴だけでなく、レース前のパドックを競馬場さながらの臨場感で見ることができるよう、今回の「パドック映像マルチ配信システム」が開発された。PLAYは開発にあたり、OTT 配信に必要なトータルワークフローを提供するオンライン動画配信プラットフォーム「STREAKS」の提供、および複数の8KカメラのAI切り出し映像を配信するためのシステムインテグレーションを担当した。
パドック映像マルチ配信システムは、8KカメラとAI映像切り出し技術、動画配信プラットフォームサービスを活用して、自動で馬別のパドック映像をリアルタイム配信する世界初の試み。競馬場に行かなくても見たい馬のパドック映像をご自身で選択しながら好きなだけ見られるため、これまでにないパドック視聴が可能となる。
下記の通り、『グリーンチャンネルWeb』にてテスト運用が実施される。
▽実装日:11月30日(日)ジャパンカップにてテスト運用予定。
※9:00頃~最終レースパドック終了まで。
※パドック周回時以外はパドック全景映像を配信します。
※同システムは11月2日(日)の天皇賞(秋)にて既にテスト運用を実施し、安定稼働を確認している。
▽実施内容:東京競馬全レースの馬別パドック映像を自動でリアルタイム配信
※パドックに馬が入場後、馬別のパドック映像をリアルタイムで配信。
※テスト運用中のためレース番号、馬名の表示はない。
※AI技術による自動配信のため、正しい映像が配信できない場合があります。
視聴対象者:グリーンチャンネルWebのマルチ会員
※マルチ会員のユーザーは無料で視聴できる。
※各デバイスに表示される【東京競馬パドック映像馬別マルチ配信(テスト運用)】もしくは【東京競馬パドック映像】のボタンを選択することで視聴できる。
視聴可能デバイス:テレビ(アプリ)・パソコン(ブラウザ)・スマートフォン(ブラウザ)・タブレット(ブラウザ)
※FireTVの場合は最大4頭、パソコン(ブラウザ)の場合は最大5頭のパドック映像を同時視聴が可能。

この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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