Media Storm、URSA Cine 17K 65などを採用
ブラックマジックデザインは、映像制作およびテクノロジーに特化した中国の大手デジタルコンテンスクリエイター、Media StormがBlackmagic URSA Cine 17K 65およびBlackmagic PYXIS 6Kデジタルフィルムカメラを採用したと発表した。さらに、Media Stormは、撮影およびライブ配信からポストプロダクションまでの完全なエンド・トゥ・エンドの制作パイプラインを開発し、コラボレーション編集用にDaVinci Resolve StudioとBlackmagic Cloudを使用した。
2020年にライブ配信に参入して以来、Media Stormはライブコマースから大規模なイベントや屋外プロダクションへと事業を拡大してきた。ライブワークフローは、HDから最大60pのUHDへと進化し、現在ではマルチカムセットアップ、モーショングラフィックス、スローモーション再生、マルチチャンネルオーディオ、プロ仕様のサウンドミキシングにも対応している。
この進化の過程で、Media Stormは、ATEM Mini、ATEM Mini ISO、ATEM Television Studio 4K Pro、ATEM Constellation 8Kなどの様々なBlackmagic Designのライブプロダクション スイッチャーを組み込み、さらにビデオ入出力用のコンバーターなども幅広く使用している。
Media Stormの3つの主要チャンネルである、Media Storm、One in a Billion、STORMCREWのポストプロダクションは、すべてDaVinci Resolve Studioで処理されている。創設者であるティム・パン氏は、「DaVinci Resolveのコラボレーティブ・ワークフローは、比類のない効率性を提供してくれます。3つのチャンネルを通じて、通常、毎月15本以上のエピソードを制作しています。エディター、カラリスト、サウンドエンジニアたちは、同じプロジェクトで同時に作業できます。
エディターがAロールを終えると、カラリストはグレーディングを開始でき、ミキサーは編集中でもオーディオ調整を開始できます。これにより、1エピソードあたり2週間以内で納品できますが、これはResolveなしでは不可能です。3人のエディターが異なるセクションで同時に作業しており、共有マーカーを使用して、最も面白い瞬間や最も興味深い瞬間にタグを付け、全員が見られるようにします。DaVinci AI Neural Engineにより、最大9つの4Kトラックをスムーズに再生でき、複雑な編集もシームレスに行えます」と語る。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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