
日本CATV技術協会が第59回定時総会
一般社団法人日本CATV技術協会は、6月16日にKKRホテル東京(東京都千代田区)で、第59回定時総会及び2025年度CATV事業功労賞表彰式を開催した。
中村俊一理事長が挨拶した。
最初に昨年発生しました能登半島地震においては、中部支部が避難所へのテレビ受信で支援対応をされました。また本年2月に発生しました大船渡山林火災においては、東北支部の岩手地区支部が中心となって、会員の皆さまで連携をされて、共聴施設等の復旧対応をされました。そのご尽力に感謝を申し上げますとともに、敬意を表します。
私が就任以来掲げてきた激甚化する災害に対する対策では、各支部における防災対策チーム構築を進めている中で、今回の経験を共有いただき、より良い形に仕上げていきたいと考えておりますので、引き続きご協力をお願いします。
本年は、放送開始から100年、伊香保でテレビ共聴が始まってから70年。当協会が郵政大臣より認可を受けてから50年と節目の年となります。当協会はケーブルテレビを通して、テーブル事業者が安定して正確な情報が提供できるように日々活動しており、特に設備も補修モードになってきました。FTTH設備への規格施設講義、技能講習を会員各社に向けて進めていきます。日本ケーブルテレビ連盟様には、率先してこの受講者をご指名くださるように推進中です。また、総務省で予算化されている、辺地共聴施設の高度化に向けた取り組みへの対応協力に全国規模で尽力していきます。
このような取り組みを進めていくことで、会員同士の新たな関係性や仕事が生まれることが会員様ファーストに繋がると考えていますので、今後とも皆さまの変わらぬご支援、ご協力を受け賜りますようよろしくお願いします。サービスを安定供給するインフラを支えているのは、会員各社の日々の活動によるものと考えていますので、引き続きご対応のほど、よろしくお願いします。7月24日25日には日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体共催によります「ケーブルコンベンション2025」及びその関連イベント「ケーブル技術ショー2025」が、東京国際フォーラムで開かれます。昨年好評だった入館証の共通化は今年も同様に対応すべく準備を進めていますので、ぜひとも双方の会場に足を運んでいただければと思います。
当協会では業界全体の成長を一翼を担っていくために、総務省をはじめ日本ケーブルテレビ連盟、日本ケーブルラボなど関連団体との連携を一層図って、一層強化していく所存ですので、皆様からのご指導、ご支援を引き続きお願い申し上げ、皆様の益々のご活躍とご対応を祈願してご挨拶とさせていただきます。
議事は
▽報告事項:2024年度事業報告に関する件
▽議決事項(1):2024年度決算報告・監査報告に関する件
▽議決事項(2):2024年度公益目的支出計画実施報告書・監査報告に関する件
▽議決事項(3):役員の選任に関する件▽議決事項
(4):定款の変更に関する件で、すべて満場一致で議決された。
全文は6月23日(月)付け4、5面に掲載
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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