日本CATV技術協会、CATV事業功労賞表彰式

 2025年度CATV事業功労賞受賞者の方の氏名、功績等は次の通り(敬称略)。

 ▽〔本部〕末永靖(日本通信機株式会社取締役)
1985年に日本通信機に入社以来、テレビ放送施設用機器や、ケーブルテレビシステム機器などの商品開発、放送事業者やケーブルテレビ局との営業対応などの業務に従事し、また、執行役員や取締役などの要職を歴任され、業界の発展に多大な貢献をした。また、2013年から10年以上に渡り協会の監事を務めた。長年にわたり協会の監査を務め、事業実施と会計執行状況などに適切な助言を行い、協会の発展と適切な運営に多大な貢献をした。

 ▽〔東北〕長谷川久晃(前株式会社ユアテック専務執行役員新潟支社長)
2021年から当協会東北支部長として、支部の基盤強化を図り、支部の円滑な事業運営を行うとともに、福島原発避難区域テレビ受信者支援センター(デジサポ福島)を通じて、原子力災害被災地域へ帰還した世帯に対する地上デジタル放送の受信対策を円滑に進め、完全移行に向けた取組を先導するなど業界の発展に多大な貢献をした。また、協会理事として運営協議会委員や、事業推進委員会委員を務めるなど、協会の発展と、事業運営に多大なる貢献をした。

 ▽〔関東〕田口信夫(合同会社アルク代表社員)
1988年に電波障害調査会社に入社以来、40年近く調査業務に携わり、電波障害予測や、電波障害解消への対策業務に従事し、良好な受信環境の整備に長年にわたり取り組んだ。2003年から当協会関東支部調査部会の幹事として受信調査検討委員や調査標準積算工数表制定委員を務め、また2020年からは調査部会長として調査部会活動の中心的な役割を果たすとともに、関東支部副支部長の重責を担い、支部の円滑な運営にも多大な貢献をした。

 ▽〔中部〕服部利春(〈一社〉)日本CATV技術協会中部支部前事務局長)
1971年に愛知電子に入社後、2012年までに41年間にわたりNHK辺地共聴や都市型ケーブルテレビの機器設計開発に従事し、ケーブルテレビシステムの広帯域、多チャンネル化に寄与するなど業界の発展に多大な貢献をした。また、2018年から2025年まで当協会中部支部事務局長として、支部活動の推進と地位向上に大きな貢献をした。

 ▽〔近畿〕松井隆司(株式会社e431取締役・常勤監査等委員)
昭和後期のケーブルテレビ黎明期からケーブルテレビビジネスに従事された経験を活かし、業界の発展に寄与した。また、近畿支部長在任中は、2017年の衛星放送右左旋による電波法改正に伴う中間周波数漏洩対策事業に対し、総務省及び(一社)放送サービス高度化推進協会とも協力し、講師や各種団体主催の講習会にも積極的に取り組み、漏洩対策の防止に取り組むなど、当協会と業界の発展に多大な貢献をした。

 ▽〔本部・九州〕柴田典顕(株式会社九電工技術本部顧問)
2020年4月から5年にわたり、協会理事として運営協議会委員や、総務委員会委員を務めるなど、協会の発展と、事業運営に多大なる貢献をした。また、協会九州九州支部長として、支部及び地区支部の円滑な事業運営を行うとともに、総務省九州総合通信局や、日本ケーブルテレビ連盟九州支部など、関係団体との連携を一層深め、協会の社会的地位向上と、協会および業界の発展に貢献をした。

6月25日(月)付け4面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。