ケーブル技術ショー2025みどころ(3)

 ■テーマ展示 コーナー
コンセプト「ケーブルテレビで実現する豊かな未来」

 ▽日本ケーブルテレビ連盟:地域IoTは地域の放送・通信事業者であるケーブルテレビ事業者が、これからの地域社会において取り組むべき重要テーマの一つ。河川監視や雨量、道路の積雪状況、建物内のCO2濃度など、地域における様々なデータの可視化ニーズが高まっており多くのケーブルテレビ事業者が取り組みを始めている。 本ブースではユースケース毎に実績のある端末やセンサ、および可視化できる「IoTダッシュボード」を紹介する。

 ▽日本ケーブルテレビ連盟:「地中化・共架WG」 が取り組んでいる無電柱化推進の活動について、無電柱化
の目的や実際の施工事例写真などを紹介する。

 ▽日本ケーブルテレビ連盟、株式会社JWAY: JWAYが展開する次世代対話型AIコンシェジュル「Link」、ケーブルテレビ事業の様々な業務受付、接客、商談ほかの課題をAIコンシェルジュが自動対応し、社員も顧客も迷わせない、法人向けクラウド型AIサービスを紹介する。

 ▽日本ケーブルラボ:ケーブルテレビの近未来の事例として、急成長するデジタルヒューマン市場を見据えたAI アナウンサーのデモ展示と、原稿をその場で作りAIアナウンサーが読み上げるなど、コンテンツ制作への生成AI活用ソリューションのほか、ブロードバンド上で放送コンテンツを放送、配信するためのIP化方式を紹介、また異なるベンダのEPON機器の相互接続について規定したEPON仕様書の実証の一環として、複数のベンダの10GーEPON機器を使った相互接続の動態デモンストレーションで紹介する。

 ▽IPTVフォーラム:ネットを中心に偽誤情報対策が注目される中、偽誤広告も社会課題とされている。ハイブリッドキャストの活用事例として、日本の放送方式(ISDB)で放送の一斉同報性を生かしつつ、地域密着の広告提示を実現する放送ターゲット広告技術とフェイク広告対策技術、ならびに「日常使いできるシステム」をコンセプトとした地域・防災情報配信サービスコンテンツを紹介する。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。