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ケーブルテレビ技術ショー2025 関電工出展概要
関電工(田母神博文取締役社長)は、グループ会社であるネットセーブ(河野晃取締役社長)、ネクストキャディックス(吉田紳一代表取締役社長執行役員)と3社共同で「ケーブル技術ショー2025」に出展する。「〝ONE for ALL〟社会インフラを支える関電工グループの現場力」を総合テーマに、3社の得意分野である「インフラ整備力」(関電工)、「顧客サポート力」(ネットセーブ)、「DXサポート力」(ネクストキャディックス)を活かして、CATV事業者へ総合的なソリューションを提案する。
ブースのゾーニングは「柱上関連(インフラ強靭化)ゾーン、V―hub(災害レジリエンス)ゾーンに分かれて来場者とのコミュニケーションを取りやすくした。
関電工の出展内容は次の通り。
テーマは「社会インフラを支える『インフラ整備力』。①集合住宅高速インターネット化「R―CMTS CC8800―F―U―3、EC―1000」、②既存同軸引込線の流用で屋外での切替を実現する「柱上ONUクロージャー」、③移動通信電源車「KanDenKo V―Hub」を出展する。
①はFTTH移行時の伝送路リニューアルを促進。伝送路型CMTSによるヘッドエンドコストの低減につながる。「CC8800―F―U―3」の納入実績は約2650台。
②は既存同軸引込線の流用で屋外での切替を実現する。老朽化したHFC設備の早期撤去、集合住宅の屋外からの切替が可能だ。納入実績は約450台。
③は災害時の通信手段として活躍した「Starlink」とバッテリーを搭載した車両を開発したもの。同社はこの車両を通じ、災害支援、現場活用に加え、フィールドエンジニアリングを含めた地域利用を推進することで、地域が抱える各種課題を解決する企業としての役割を担い、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指す。
ネットセーブの出展内容は次の通り。
テーマは「社会インフラを支える『顧客サポート力』」。①光線路監視システム「RFTS―400」②Wi―Fiテスタ「WX90」などを出展する。
①は光ファイバーの劣化や断線の状況を常時監視することが可能。サーバーレス構成により、監視システムをシンプルかつ効率的に構築でき、運用コストの削減にも貢献する。ダークファイバーおよびライブファイバーの双方に対応しており、柔軟な運用が可能だ。特に山岳部など復旧作業が困難な地域においても、断線箇所の早期特定により復旧作業の効率化を実現する。
②はPCソフト不要でスループット試験や電波干渉の可視化、マップサーベイ、レポート作成が可能な多機能モデル。直感的な操作でWi―Fi構築・調査の効率化を実現する。
ネクストキャディックスの出展内容は次の通り。
テーマは「社会インフラを支える『DX化サポート力』」。施設管理「Cadix―MapServer」、「電柱申請管理オプション」及び施設設計「Cadix―EXPERT」、「Cadix―EXPERT Enterprise」、スマートコンストラクション「EMS Cloud」を出展する。「Cadix―MapServer」は設計CADで作成したデータを、複数名で同時に閲覧、障害監視・顧客情報の表示を行うWebシステム。
ブース・A―07
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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