
ケーブルテレビ技術ショー2025 マスプロ電工出展概要
マスプロ電工は、「ケーブル技術ショー2025」に出展する。マスプロ電工ブースでは、行政からの情報や災害時の緊急情報を伝える『ケーブルラジオシステム』をメインに、防災の備えに役立つ機器として、スマホ充電、サイレン、長期間保管対応の『手回し充電テレビ・ラジオ』や、長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した『ポータブルバッテリー』を展示する。
他に、BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正できる『BS・CSチャンネルプロセサー』や、地上デジタル放送の信号レベルの偏差をチャンネルブロックごとに補正できる『簡易ヘッドアンプ』、システムに合わせて選択できる様々な機能を搭載した『光受信機(V―ONU)』、市場で好評を得ている『デジタルレベルチェッカー』2機種などを展示する。
また、今回参考出品として、長距離通信に対応した新しいWi―Fi規格「Wi―Fi HaLow」を利用するLPWAセンサー端末を展示する。
主な出展製品は、次の通り。
▽ケーブルラジオシステム:最近では、線状降水帯による大雨に加え、地震など予期せぬ災害が各地で起きている。マスプロ電工では、FM帯域(76~95MHz)を活用した「ケーブルラジオシステム」で、災害時の緊急情報や地域に密着した身近な情報を、ケーブルテレビ局のセンターより各家庭などに設置されたケーブルラジオ端末へ音声配信する。当日はこのシステムを実演展示する。
▽手回し充電テレビ・ラジオ:日常も非常時も使用できる4・3インチモニターを搭載したワンセグテレビ、AM・FM(ワイドFM対応)ラジオ。手回し充電ハンドル、LEDライト、SOSサイレン、スマートフォン充電機能など、防災グッズとして必要な機能も兼ね備えた製品として実演展示する。
▽ポータブルバッテリー:寿命が長く、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、本体天面には分かりやすいユーザーガイドを表示している。使って備える防災用品を展示する。
▽Wi―Fi HaLow(IEEE802・11ah)通信機器(参考出品):Wi―Fi HaLowは、IEEE802・11ahで規定されるWi―Fi標準規格のひとつで、920MHz帯の周波数帯を利用するIP通信に対応したLPWA(Low Power Wide Area)。
従来のWi―Fi(2・4GHz帯)に対し、長距離通信が可能で、IoT関連の通信システムとしての活用が期待される新しいWi―Fi規格。当日はこの「Wi―Fi HaLow」を利用するLPWA端末を参考出品する。
▽BS・CSチャンネルプロセサー:BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正し、また多彩な出力調整機能により、伝送システムに合わせた出力レベル調整が可能なBS・CSチャンネルプロセサーを展示する。
▽地上デジタル用簡易ヘッドアンプ、 光受信機(V―ONU) :レベル差のある入力信号を補正して出力する地上デジタル用簡易ヘッドアンプや、光伝送システムに合わせ、様々な機能を搭載した光受信機(V―ONU)のラインナップからFM無給電出力機能付きの光受信機を展示する。
▽デジタルレベルチェッカー:各種テレビ信号の測定に加えて、4K衛星放送の映像と音声も確認できるデジタルレベルチェッカーLCV4Aと、ハンディータイプで4K8K衛星放送の受信レベル、簡易C/Nの測定ができるLCT6を展示する。また、LCV4AやLCT6と組合わせることで、FTTH映像伝送の光レベルや光変調度・信号品質が測定できる光パワーメーターVOPSLを展示する。
ブース・B―33
写真は手回し充電テレビ・ラジオ
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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