2025年2月28日(7779号)
TOPPAN(東京都文京区)は、ユーザーが仮想空間で自由に鉄道車両を走らせ楽しむことが可能なバーチャル鉄道ジオラマのメタバースプラットフォーム「鉄バース」を開発した。本格的な提供開始に先立ち、4月11日までβ版を公開している。同社は「鉄道」を対象としたファンダムに着目し、バーチャル鉄道ジオラマをテーマとしたメタバースサービスを公開している▼ファンダムとは、趣味・アニメ・漫画・小説・スポーツなどの分野の熱心なファンたち、また熱心なファンによる世界、彼らによって形成された文化のこと。同サービスは、メタバース上のジオラマ空間の中で、ユーザーが好きな風景の中に、リアリティのある3D鉄道車両を走らせたり、撮影したりするなど自由に鉄道を楽しむことが可能で、PCがあれば手軽に利用することができる▼同社グループは、高精細な画像データ処理や3D計測などの技術による正確な空間表現、安全・安心に利用できる高度なセキュリティ認証などの自社技術で文化・観光・教育・製造・エンターテインメントなど様々な分野におけるメタバースサービスの構築、普及に取り組んでいる▼鉄道ファンならずとも自由な鉄道路線で好きな電車を走らせることができるのは画期的だ。今まで夢のなかの妄想だった世界がメタバースで広がる。(T)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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