2025年7月9日(7832号)

7月から8月にかけての1年間で最も気温が高い時期に入った。加えて野外で活動する機会が多くなり、熱中症の発生リスクが高くなることから、日本列島は暑さへの対策が欠かせない厳しい真夏日が続く

▼環境省と気象庁では、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラート等を目安として、気温の予報も活用しながら、適切な熱中症予防行動を早め早めに取るよう呼びかけている。WBGTとは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した気温、湿度、日射量などから計算される熱中症の発生リスクを示した指標

▼危険(WBGT31以上)・厳重注意(28以上31未満)では、すべての生活活動でおこる危険性があり、高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きく、外出はなるべく避けて涼しい室内に移動し、外出時は炎天を避け、室内では室温の上昇に注意。警戒(25以上28未満)では、運動や激しい作業をする際は定期的に充分休憩を取り入れる。そして、注意(25未満)は、一般に危険性は少ないが厳しい運動や重労働時には発生する危険性がある

▼全国841地点における暑さ指数の予測値や実況推定値を、環境省の熱中症予防情報サイト、メール配信サービス、LINEなどで毎日提供しているので、近くの地点における暑さ指数を確認し、熱中症予防のための行動を取る。熱中症予防を万全に、家族揃ってこの夏を乗り切ろう。(N)

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。