2025年7月18日(7836号)
東京地下鉄(東京メトロ、東京都台東区)では、近年の気候変動による気温上昇を踏まえ、車掌及び運転士が運転業務に従事する際、制帽着用を省略する試みを実施する。また、6月から一部の駅係員および乗務員により試み着用していた保護メガネ(偏光サングラス)について、駅係員と運転士についてはより確実な確認作業に寄与することが確認できたため、7月15日から地上区間において着用を希望する駅係員および運転士に対して導入を開始した
▼導入する保護メガネ(偏光サングラス)はタレックス製。レンズカラーは「トゥルービュー」。報道資料に添付されている着用写真を見ると黒サングラス姿の運転手はそんなに違和感はない。そもそも乗務員は乗客と接している時間はそれほどなく、一部お堅い人が不信感というか拒絶反応を抱くことはないだろう
▼記者はそもそも鉄道員のサングラス着用は賛成派で、改めて報道発表することもないとは思う。ただ、最近、コンビニやディスカウントストアで髪を染めたりマニュキアを付けた若者が店員として働いているには多少違和感がある。サービス業の中核にある流通の現場でも多様化という言葉だけが世の中に出回っているような気がしてならない。人手不足の側面もあるだろうが…。(T)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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