2025年7月23日(7837号)
東京都港区高輪の(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画を、国土交通大臣が認定した。申請事業者の京浜急行電鉄及びトヨタ自動車は、民間都市開発推進機構の金融支援や税制上の特別措置を受ける
▼事業計画区域は、品川駅・田町駅周辺地域に位置し、面積約2万3585平方m、施工期間は令和11年1月31日を予定。東京と国内外を結ぶサウスゲートの交通結節点、多様な機能が集積する新拠点を形成し、品川駅や周辺市街地とのアクセス性を向上させる歩行者ネットワーク及び事業敷地内に駅前広場を整備することで、バス乗降場のアクセス性や鉄道・バスの乗換利便性向上とともに、地上道路に円滑に接続する地下車路ネットワークにより外周道路への交通負荷軽減を図る
▼また広場・緑地を整備して、品川駅と港区立高輪森の公園を連続的に繋ぐことによって、国際交流拠点「品川」の玄関口に相応しい駅前空間の形成、緑や地形等の景観資源と賑わいが一体となった新たな都市景観を創出。MICE(マイス)を中心とした多様な都市機能の導入し、日本及び品川駅西口地区の玄関口として世界の人々を迎え入れるため、ラグジュアリーブランドのホテル誘致や賑わいを創造する商業機能やスーパー・メガリゼ―ションの形成が進み巨大経済圏が創造されることを見据えた業務機能を整備
▼多様な都市機能導入を通じた国際交流拠点「品川」形成に向けた都市再生と、一体的な迎賓空間創出に注目。(N)