2025年8月4日(7842号)
KDDIとJR東日本は、東京都港区高輪の開発事業「TAKANAWA GATEWAY CITY」の取組を進めている。JR東日本のデータ収集基盤「TAKANAWA GATEWAY URBAN OS」や、KDDIのビジネスプラットフォームを活用したWAKONX SmartCity(ワコンクロススマートシティ)、データ連携基盤(デジタルツインプラットフォーム)を掛け合わせて、鉄道運行データやロボット、Suica等と連携したサービスを創出。将来的にはAI、ロボティクス、通信インフラを活用したスマートな交通、医療、教育、行政サービスを展開した都市開発モデルケースを生み出し、全国展開して地域課題の解決や地域活性化、地域コミュニティを生む「分散型スマートシティ」の実現を目標とする
▼7月の会見では、事業の2本柱として、街を訪れる人々に向けた「ハイパー・パーソナル体験」と、街で働く人々を対象にした「ハイパー・パフォーマンス体験」を紹介。Suicaや専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを連携し、改札通過時にレコメンド情報を配信する「プッシュ配信」や防犯カメラのデータやAIと連携した回遊ロボットサービス、ローソンと連携したオフィス特化型の省人化コンビニ店舗が紹介された。快適性向上への可能性を感じる一方、そこに甘えていいのかという一抹の不安も。(K)
この記事を書いた記者
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