2025年11月4日(7873号)
総務省、文科省、農水省、経産省、国交省、及び環境省の6省は、脱炭素社会の実現に向け『木材利用促進の日』(10月8日)及び『木材利用促進月間』(10月)において、地方公共団体や産学とも連携し、国民に木材利用の関心と理解を深める木材利用の普及・啓発に集中的に取り組んだ。漢字の十と八を組み合わせて「木」の字になることから『木材利用促進の日/月間』が定められた
▼日本の国土の3分の2を占める森林は、そこから生まれる木材を建築物等に活用することで、地球温暖化防止、国土保全といった多面的機能の発揮や林業・木材産業の振興による地域経済の活性化につながることが期待され、特に持続可能な開発目標(SDGs)への対応や、2050年にはカーボンニュートラル達成が求められている
▼都市(まち)の木造化推進法に基づく「木材利用促進本部」(本部長:農林水産大臣)は、日々の暮らしや街の中の建築物等に木材が取り入れられるよう、産学官一体となった国民運動「木づかい運動」を推進しているところで、大阪・関西万博における「木づかいシンポジウム2025in万博」等も成功裏に終え、10月28日(火)には、東京・新木場にて「令和7年度木材利用推進コンクール表彰式」が行われた
▼今年も『ウッド・チェンジ木づかいが森をよくする暮らしを変える』をキャッチフレーズに様々な取り組みを展開した。木の利用を通じてチャレンジする「みんなの一歩」が持続可能な社会を築く。(N)