2025年11月11日(7875号)
ヒーローと言えば真っ先に思い浮かぶのはテレビ朝日系列で放映されていた特撮番組だった。テレビの前で変身ポーズを真似していた頃から時代を経て、目にする機会はグンと減ったが、それでもその時代の子供たちの憧れを背負いながらシリーズは半永久的に続いていくと思っていた
▼一部報道により、「スーパー戦隊シリーズ」が50周年の節目を前に制作終了となることが報じられた。現在放送されている「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」をもって半世紀の歴史に幕を下ろすことになる。公式発表はまだされていないが、イベントや関連グッズ、映画化などで得られる収入に対して、物価上昇に伴い高騰する番組制作費が見合わなくなってきたことが背景にあるとされている
▼「スーパー戦隊シリーズ」と言えば、現在世界中に発信されているアニメやゲーム、映画といった日本のコンテンツを語るうえでは欠かせない存在だ。各担当色に割り振られた個性や決めポーズ、巨大化した悪に合体化したロボットで力を合わせて立ち向かう、といったシリーズ独自の演出は語りつくせない。若手俳優の登竜門とも言われており、現在第一線で活躍する俳優も多い。一方で娯楽の多様化や少子高齢化等、番組を支えるファミリー層が減少している事実や、テレビ離れなど根源的な課題があるのも納得できる
▼後継は宇宙刑事ギャバンで知られる「メタルヒーローシリーズ」が噂だ。こちらも復活組。いつか時代を経て再会できることを願いたい。(K)
この記事を書いた記者
- 主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。
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