2025年11月28日(7880号)

任天堂の据え置きゲーム機であるスーパーファミコンが今年11月21日で発売から35周年を迎えた。時代の流れは速いもので、直撃世代の記者としては隔世の感を覚える

▼スーパーファミコンは、同じく任天堂から発売され、「ファミコン」の愛称で一世を風靡したファミリーコンピュータの後継機に当たる家庭用の据え置きゲーム機。ファミコンの8ビットの2倍となる16ビットのCPUを搭載し、グラフィックや音源、演算処理等の性能が大幅に向上した。主に表示できる色数や背景の多重スクロール、回転、拡大、縮小といった機能が追加され、コントローラーについても従来の十字キー+「A・B」ボタンに「X・Y」と「L・R」ボタンが追加され、操作性も大幅に向上。多数の名作ソフトを生み出した

▼35年を経て、今年6月に任天堂から発売された最新のゲーム機「Nintendo Swich2」は、前世代機に当たる「Nintendo Swich」から八年ぶりの更新となる。処理能力の向上や画面の大型化、1920×1080ピクセルのフルHD対応による高精細で美しい画像を再現。販売台数は発売から約4カ月で全世界1000万台を突破し、現在も好調に推移しているという。携帯機ながらも圧倒的な進化を遂げて人気を集めている「Nintendo Swich2」だが、片やスーパーファミコンの販売台数は約4910万台。後輩がその偉大な記録を抜くにはもう少し時間がかかりそうだ。(K)

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。