NHK連続テレビ小説「あんぱん」新キャスト発表!眞栄田郷敦が“漫画の神様”モデルの天才漫画家役に

「手塚治虫さんをモデルとした人物を演じさせていただくのは大変緊張しますが、やりがいを感じてます」

 

NHKはこのほど、現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』の新たな出演者を発表した。俳優の眞栄田郷敦(まえだ ・ごうどん)が、後に“漫画の神様”と呼ばれる手塚治虫をモデルにした天才漫画家・手嶌治虫役で出演することが決定した。眞栄田が連続テレビ小説に出演するのは今回が初。

 

手嶌治虫は、本作の主人公・柳井嵩(北村匠海)が上京後に出会う天才漫画家。物語の中で、手嶌治虫はアニメーション映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインと美術を嵩に依頼することになる。

 

眞栄田は、今回の役について「朝ドラ初出演で『漫画の神様』と呼ばれる手塚治虫さんをモデルとした人物を演じさせていただくのは大変緊張しますが、やりがいを感じてます」とコメント。手嶌治虫のイメージについては「自分から勝手に降りていく神様、温厚だけどこだわりが強く、漫画を愛している人物」と語り、「自分にできる精一杯の自分らしい手嶌治虫を演じて、柳井嵩さんの人生に大きな影響を与えられる説得力のある人物でいたいです」と抱負を述べている。

 

制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは手嶌治虫役について「ある日、思いがけない形で嵩の人生と交錯して化学反応を起こすことになる存在」と説明。手嶌治虫は、嵩にとって「とてつもない才能が年下の世代に存在して、嫉妬という言葉だけでは表せないような感情」を抱かせる人物であるとした。

 

眞栄田の起用理由については「嵩を演じる北村匠海さんにとっても、ある意味脅威となるような年下の才能あふれる役者であるべきだと考えた時に、眞栄田さんだと思った」と明かしている。また、眞栄田さんを「ストイックでこだわりが強くて、でもピュアな部分も持ち合わせていて」と評し、手嶌治虫を演じる眞栄田さんへの期待を語った。

 

連続テレビ小説第112作『あんぱん』(全26週/130回)は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢さんの夫婦をモデルにした作品。生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生を描き、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く、愛と勇気の物語。

 

番組概要
連続テレビ小説『あんぱん』
放送:月~土曜日午前8時~8時15分(総合)ほか
脚本:中園ミホ
音楽:井筒昭雄
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り:林田理沙アナウンサー

 

《高知編をもう一度 総集編を7月12日に放送》

 

NHKでは、『あんぱん』の第1週から第13週までのストーリーを振り返る総集編第1・2回を、7月12日(土)に放送する予定。第1回は午後3時5分~午後3時49分、第2回は午後3時49分~午後4時33分。