NHK、読売新聞、日本テレビ 7/20 参議院選挙の出口調査を共同で実施

NHKは、読売新聞東京本社、日本テレビ放送網と共同で、国政選挙の投票日当日に行う「出口調査」を実施することに合意した。この共同調査は7月20日に施行される参議院選挙を皮切りに、それ以降の衆議院選挙、参議院選挙でも継続される。

 

(写真:合意した3者)

 

本合意は、2024年10月2日に締結されたもので、費用を3者で分担することによる経費削減効果を活かし、選挙報道をより充実させることを目指す。合意内容として、共同調査にかかる経費を3者で分担するほか、いわゆる「ローデータ」を3者で共有することが挙げられている。ただし、編集権は独立しており、それぞれが独自に分析し、放送や紙面に展開する方針だ。

 

NHKは今回の締結について「受信料の値下げにより、約1000億円規模の事業支出の削減が求められる中にあっても、NHKは『健全な民主主義の発達に貢献する』という公共放送としての使命を果たすべく、選挙報道のさらなる充実に取り組んでおります。その一環として、経済的な合理性を重視しつつ、民間の放送局や新聞社との連携を模索してきましたが、このたび、東京に本社を置く主要な報道機関13社にご提案を行い、協議を重ねた結果、最終的に3社で共同実施する運びとなりました」とコメントしている。