
「学生ロボコン2025」テーマは「ロボットバスケットボール」東京大学が5年ぶり優勝 7/21NHK総合で放送
6月8日、東京都大田区の大田区総合体育館で「学生ロボコン2025」が開催された。今年のテーマは「ロボットバスケットボール」。全国の大学・高専から選抜された17チームが出場し、2台の自律型ロボットによるパスやドリブルでゴールに迫り、シュートを狙って得点を競い合う。
これまでにないルールとして、ファウルの概念が導入され、試合中のロボット同士の接触や戦術の駆け引きにも注目が集まった。競技は直接対峙形式で行われ、まるで本物のバスケットボールのような白熱した展開が繰り広げられた。
決勝では、東京大学の「RoboTech」が豊橋技術科学大学の「とよはし☆ロボコンズ」と対戦。得点は7対3、東大が5年ぶりに優勝の栄冠を手にした。東大チームはこの勝利により、今夏モンゴル・ウランバートルで開催される「ABUアジア・太平洋ロボコン2025」への日本代表としての出場権も獲得した。
一方、準優勝の豊橋技術科学大学は、堅実な守備と正確なパス回しで頂点に迫ったが、あと一歩及ばなかった。ベスト4には東京農工大学と熊本高専が進出し、前者はデザイン賞も同時に受賞した。また、東北大学は東京エレクトロン賞を受賞するなど、各チームが技術力と個性を遺憾なく発揮した大会となった。
この大会の模様は、7月21日午前10時5分からNHK総合テレビで放送される。番組では、試合のハイライトだけでなく、ロボットの設計や戦略に込められた工夫、そして学生たちの情熱と舞台裏の努力にも迫る。
■番組概要
「学生ロボコン2025」
放送:7月21日午前 10時05分〈NHK総合〉
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当