
NHK高知放送局 「あんぱん」ファン感謝祭開催 今田美桜、江口のりこ、原菜乃華が登壇
NHK高知放送局は9月6日、高知市文化プラザかるぽーと四国銀行ホールで、現在放送中の2025年度前期連続小説『あんぱん』のファン感謝祭を開催した。同作は、高知県出身の漫画家やなせたかしさんとその妻の暢(のぶ)さん夫妻をモデルに描かれる物語。ステージにドラマの主人公・柳井のぶ役の今田美桜さんをはじめ、母・朝田羽多子役の江口のりこさん、三女・辛島メイコ役の原菜乃華さんが登壇すると、会場に集まった約900人の番組ファンから大きな歓声と拍手が沸き起こった。司会は高知放送局の永松隆太朗アナウンサーと和田穂佳アナウンサーが務めた。
今田さんは「撮影が終わって2週間くらいたちますが、1年間無事に終われてホッとしています」と心境を語り、ドラマの中で印象に残っている言葉として、最初の夫・若松次郎の「全力で走れ 絶望に追いつかれない速さで」を挙げた。「のぶとして、この言葉をずっと大切に何度も思い出しながら頑張っていました。悩むこともいろいろありましたが、撮影はとても充実していて濃密な時間でした」。そして「のぶの影響を受けることや、のぶとしてセリフを言う時に自分にグサッとくる瞬間もありましたが、のぶと一緒に自分に対してもすごく向き合った1年でした」と役を演じて感じたことを明かし、観客に向けて「いろいろな瞬間で、高知県の皆さんからの愛を感じられて、撮影を頑張ることができました。本当にありがとうございました。放送はもう少しあるので、最後まで温かく見守ってもらえたら嬉しいです」と感謝の気持ちを送った。
パワフルな母親役を演じた江口さんは「コミカルな羽多子にこんなに笑ってくれてありがたいです」と語り、多くのファンのから「あれはアドリブですか?」 と質問されたと言い、「全部台本通りなんです。チーフ演出の方が、こんな演技どうですか? と毎回導いてくれました」と撮影現場の裏側を明かした。また、1年近く撮影してきた中で、自身の中で一番の思い出を「やっぱり朝田家ですね。釜じいがいて、くらばあがいて、豪ちゃんがいて、たまにヤムさんがいる、その人たちの顔が忘れられませんし、3人娘の母親になれてよかったとの思いがあります。こんなに愛がいっぱいで驚きました。本当に皆さん、ありがとうございました」と作品への想いを語った。
原さんは「健太郎さんとのシーンは、見てくださる皆さんにピュアなキュンキュンをお届けできたらという思いで演じていました。この初恋が実るかどうか分からない時から見守っているので、長い期間を経て結ばれて嬉しかったです。娘の初恋が実ったみたいな気持ちになりました」と心情を語り、「1年間本当に楽しかったです。メイコは好奇心旺盛で楽しい子で、ずっと心の中にいます。今日も江口さんや今田さんの顔を見るだけで、すごく温かい気持ちになりました。本当にすてきな作品だったと改めて思いました。今日はお客さんの目がメイコ、のらくろ以上にキラキラしていて、幸せをチャージできました。とても楽しい時間でした」と笑顔で語っていた。
今回の「あんぱん」ファン感謝祭は、9月20日(土)総合で午 8時15分から総合で放送される(四国地方向け)。また、9月23日(火・祝)は、総合/ワールド・プレミアムで午前6時10分から放送される。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当