ミラノ・コルティナ冬季五輪 開会式・閉会式の中継NHKアナウンサーが会見

現地時間2月6日に開幕する「第25回オリンピック冬季競技大会(ミラノ・コルティナ冬季五輪)」。NHKは開会式・閉会式をはじめ、さまざまな競技をテレビやラジオ、インターネットなど、多様なプラットフォームで熱戦の模様をあますことなく伝える。キャッチフレーズは「その一瞬を、NHKで」。このほど、開会式・閉会式の中継を担当する4名のアナウンサーが会見に臨み、意気込みや注目する競技などを語った。

(左から:曽根優アナウンサー、星麻琴アナウンサー、吉岡真央アナウンサー、渡辺憲司アナウンサー)

 

日本とイタリアの時差はおよそ8時間

 

ミラノ・コルティナ冬季五輪は2月6日から22日までの17日間(日本時間2月7~23日)、イタリア北部のミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心に、複数都市で開催される。五輪史上初めて二つの都市名を大会名に冠した「広域開催」となるのが特徴で、会場は四つのエリアに分かれている。

 

日本とイタリアの時差はおよそ8時間。現地の午前から午後に行われる競技は、日本では夕方から深夜にかけての時間帯となり、主要競技は生中継が可能な時間に集中する見通しだ。

 

NHKの放送計画によると、テレビとラジオを通じ、合計約573時間にわたり大会を伝える。内訳は、総合・Eテレの地上波が約260時間、NHK BSとNHK BSP4Kが約273時間、ラジオ第1とNHK FMが約40時間となっている。昨年10月に始まったネットサービス「NHK ONE」では、総合・Eテレで放送する番組の同時配信や見逃し配信を実施するほか、ウェブの特設ページやNHKプラスアプリ内にも五輪特設ページを開設する。特設ページでは、放送時枠の制約等により番組で伝えきれない中継映像などもライブストリーミング配信で伝え、全競技・全種目を配信する予定。

 

4人のアナウンサーが意気込み

 

開会式を担当する曽根優アナウンサーは、分散開催によって入場行進が数ヵ所で行われる点に触れ、「これまでにない形で進むと聞いています。実況では、その驚きを視聴者の皆さんと共有したいです」と述べ、自身が注目する日本選手としては、長年実況を担当してきた立場から「カーリングのフォルティウス・吉村紗也香選手の初舞台に注目しています」と話した。

 

星麻琴アナウンサーは「約10年ぶりのスポーツの仕事となりますので、不安もあります」と明かしつつも、コンビを組む曽根アナと共に「現地の雰囲気を感じ取れる放送にしたいです」と意気込みを語った。注目する競技については、選手の表情がよく見えるフィギュアスケートやカーリングを挙げ、選手一覧を作成し準備を進めていると話した。また、曽根アナと星アナは放送に厚みを持たせるため、イタリアの歴史や文化の学習に時間を割いていると語った。

 

閉会式は古代ローマ時代の円形闘技場「ヴェローナ・アリーナ」が舞台。渡辺憲司アナウンサーは現在鹿児島局勤務だが、初任地の新潟で雪国スポーツの取材経験を積んできた。歴史的価値のある会場での閉会式について「大会の総括であるとともに次のパラリンピックへ綺麗にバトンを渡したいです」と語り、注目競技には、スピードスケートやアイスホッケーを挙げた。

 

パリ五輪に続いて現地キャスターに抜擢された吉岡真央アナウンサーは幼少期にクラシックバレエを習っていた経験から、表現力の豊かなフィギュアスケートに高い関心を寄せていると述べ、閉会式については「ライバル同士が交流し、スポーツを通して生まれた絆を感じられる瞬間を伝えたいです」と意気込みを語るとともに、現在イタリア語の勉強に励んでいることを明かした。