NHKラジオ 今春大改編 3波から「NHK AM」「NHK FM」の2波へ
ラジオ第2放送は3月29日深夜に終了
NHKは2月12日、東京・渋谷の放送センターで2026年度番組改定に関する記者会見を開いた。会見では、いま注目を集めている音声波(ラジオ)の編成案と新番組の説明が行われた。
現在のラジオ第1放送、ラジオ第2放送、FM放送の3波は、番組改定にあわせ3月30日に「NHK AM」と「NHK FM」の2波に再編される。各波には、どこでも聴くことができる“暮らしの命綱(ライフライン)”として、正確で迅速なニュースや生活情報、日々の暮らしに潤いをもたらす音楽番組や学びに役立つ教育番組を届ける、という役割が与えられる。
今回の再編に伴い、ラジオ第2放送は3月29日深夜に停波するが、ほとんどの番組は「NHK AM」と「NHK FM」に移行する予定で、終了するのは「株式市況」と「アナウンサー百年百話」だという。
記者会見に登壇した山名啓雄メディア総局長は音声波再編について「ラジオ第2放送がなくなるということではなく、現在の3つの波を2つに集約するということ。経営効率化から判断した」と説明。2波になることでのコスト削減効果を聞かれると「放送設備の維持経費では約8億円削減でき、番組制作費では約2・8億円削減できる見込み」と具体的な金額を示した。2波になることへの苦情は「それほど届いていない」という。また、ラジオ第2で放送中の外国語番組の今後について山名氏は「語学番組はリスナーが利用したい時間に何度も聴いていただく方が学習するにあたって、都合がよいのではないか」と配信での聴取が有効であるとの考えを示した。
「NHK AM」と「NHK FM」の役割
「NHK AM」は、安全・安心を担う音声基幹波として、命と暮らしを守る情報をいち早く届け、ニュースや生活情報など、多様なジャンルの番組を提供する。 一方、「NHK FM」は、高音質な音楽・芸能や学びの機会を届ける音声波として、リスナーの興味・関心に深く応える音楽番組や語学番組・高校講座など、多様な学びに役立つ教育番組を提供する。なお、災害発生時には、災害の規模や状況に応じ、「NHK AM」と「NHK FM」の2波でニュース、ライフライン情報、帰宅困難者向け情報など、命と暮らしを守る情報をリスナーに提供する。
NHKでは、今回の音声波再編に関する情報をまとめた「音声波再編ホームページ」を「らじる★らじる」のウェブページ内に開設した。音声波再編の最新情報、現在ラジオ第2で放送している番組が新年度からいつ放送されるのか、放送時間帯の検索ページなどを掲載している。

「NHK ONE らじる★らじる」のロゴ
インターネットラジオサービス「らじる★らじる」は、現在提供している「放送の同時配信」と「放送から1週間の聴き逃し配信」はそのまま継続される。また、昨年10月から始まったインターネットサービス「NHK ONE」の一つに「らじる★らじる」も入っているが、音声波の再編に合わせて「NHK ONE」の名称を加え、3月30日から「NHK ONEらじる★らじる」に変更される。
新番組として「NHK AM」では、豊臣秀吉の生誕から関白になるまでを描いた吉川英治の歴史小説「新書太閤記」を毎日15分ずつ、1年にわたり届ける朗読番組「ラジオも秀吉!新書太閤記」がスタートする。「NHK FM」では、アジアの新しいアーティストや最新情報を紹介する音楽番組「エイジアン・ミュージック・ニュー・ヴァイブズ」がスタートする。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当
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