AI機能付きHD記録装置AIX―200 アサカ
放送局向けスタジオ関連機器等を扱うアサカは、InterBEE2025にブース出展。AI機能付き長時間HD記録装置などを紹介した。
AI機能付き長時間HD記録装置「AIX―200」は、 監視カメラの映像を長時間記録し、AI機能によりさまざまな応用が可能な多機能長時間HD記録装置。4系統のカメラ映像を本体のSSDに長時間のループ記録することが可能で、AIの認識機能による自動インデックス機能を活用することで、自動処理や監視業務の効率化を図ることができる。
主な機能として、記録停止操作を行わない限り最大7日間にわたって記録動作を続けるループ記録や、追いかけ再生、記録映像の検索に便利なインデックス再生、クリップの自動登録、日付・時刻表示のスーパーインポーズ、NTPまたは外部リファレンスによる時刻補正等がある。
オプションのAI機能では、入力映像から地震等の揺れを検出し、インデックスを自動で生成。具体例として、地震で揺れる看板等の動きを映像から検知し、自動トリガー、切り出し等を行うことができる。このほかの応用展開例としては、カメラで撮影した機器ランプの点灯を検知し、点灯に合わせて外部に通知する等、遠隔地にある機器監視への応用が可能。また映像内にあるテロップ等の文字情報を検出してテキストとして抽出する活用事例等もある。
ブースではこのほか、SRT伝送されたライブストリーム映像をクラウド上でフレームレート返還し、動き補償技術による高画質返還を実現したKDDI社との共同開発によるクラウド対応方式変換「VCX―K(仮称)」や、従来のHD―SDIの機能はそのままに、ST2110のI/Fを拡張可能な、最新ハイブリットAVファイルで、AIX―200と連携した自動素材登録を実現するST2110対応機器「IP対応AVファイル AVR―802―IP」を紹介していた。
この記事を書いた記者
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