マルチビューサービス「MediaHarbor」 トラフィック・シム

トラフィック・シムは、「TrafficSim × MCP=新しいをひも解こう」をテーマに、自社システムとMCP(Model Context Protocol)を融合した最新運用を提案。AIチャット連携による映像検索や自動設定など、効率化を実現する各種ソリューションを展示した。
 「MediaHarbor」は、クラウド、オンプレミスを問わず、同社が準備したインストーラーを利用することで「お客様が好きな環境」で簡単に構築を行う事ができる、多彩な入力に対応したマルチビューサービス。マルチビュー機能以外にも、同社の強みであるTransport Stream(TS)レイヤーの監視や画音(ブラックアウト/フリーズ/無音)監視など、様々な機能のライセンスを順次リリースしている。
 放送データ共有サービス「RecShare」は、多様な信号に対応した放送データ収録・共有システム。放送関連事業者が放送データを簡単に共有でき、さまざまな業務で活用されている。主な特長として、▽PC上で放送データを即再生可能で、視聴者対応を効率化▽トランスコードによる低ビットレート動画で、本社、支社間の共有時に帯域を節約▽字幕やデータ放送を保持したまま低レート動画の長期保存が可能▽法定同録を行いながらデータ共有を実現▽IPネットワーク上で館内共聴システムを構築可能で、柔軟な運用に対応―といった機能を搭載している。
 このほか、生成AIの活用により、「AIが提示した要注視ポイント」を利用者が短時間で確認・記録できるワークフローを提供する素材チェックシステム「Material pit in」等を紹介。また期間中はブース内で放送事業者等を招いた特別セミナーも開催した。

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。