[八重洲無線]HF/VHF/UHF オールモード トランシーバー「FTX-1シリーズ」の発売を発表

フィールド運用、モービル運用、固定局運用の3バージョン

 

八重洲無線(東京都品川区、長谷川淳社長)はこのほど、1.8MHz帯~430MHz帯をC4FMデジタルを含むオールモードで対応し、クラス最高水準の基本性能と先進の操作性を実現したHF/VHF/UHFオールモードSDRトランシーバー「FTX-1シリーズ」を今年6月頃をめどに発売すると発表した。

 

「FTX-1シリーズ」では、フィールド運用およびモービル運用、そして固定局運用を想定した3バージョンを基本パッケージとしてラインナップする。使用状況にあわせた最適な構成にすることができるのが特長。

 

大容量バッテリー、アンテナチューナー(オプション)をフィールドヘッドに取り付けたスタンドアローンで6Wのフィールド運用が可能な「FTX-1 Field」、フィールドヘッドの背面にバッテリーを取り付けて単体でフィールド運用、バッテリーを外してパワーアンプに取り付ければオートアンテナチューナー内蔵のオールインワンで50Wモービル運用が可能な「FTX-1 optima-50」、さらに送信出力100Wでの本格的な固定局運用が可能な「FTX-1 DX」の3ラインでの販売を展開する。

 

シリーズに共通した基本性能としては、高分解能A/DコンバータとFPGA素子を搭載した妥協のないSDR受信回路構成により、HFからUHF帯までクラス最高水準の基本性能を実現。メインとサブで独立した2波同時受信回路構成、高性能DSPを応用したSHIFT/WIDTH/NOTCH/CONTOUR/DNR/NB/APFなどの効果的な混信除去機能を搭載し、本格派短波帯トランシーバーとして運用が可能等――がある。

 

「FTX-1 Field」

 

表示操作部は4.3インチの大型タッチパネルディスプレイを採用、リアルタイムスペクトラムスコープでは3DSS、マルチファンクション、ウォーターフォールの3つのモードを搭載し、タッチパネルで直感的に操作をすることができる。さらに、最新のチャンネルマネジメント機能を実装、全バンドで有効なMAG(メモリーオートグループ)、QMB(クイックメモリーバンク)、VUバンドで有効なPMG(プライマリーメモリーグループ)、AMS(オートマチックモードセレクト)を搭載し、オペレーターは最低限の操作で移動したいチャンネルやモードへダイレクトに遷移できる。フィジカルな操作系も、メイン側/サブ側の各種表示部と操作部をフロントパネルの左右に独立して配置するなど、通信機としての優れた操作性を追求したレイアウトを採用している。

 

製品ラインナップ

 

HF/VHF/UHF オールモードSDRトランシーバー
フィールド運用 10Wバージョン
「FTX-1 Field」
159,500円(税込)

 

HF/VHF/UHF オールモードSDRトランシーバー
フィールド運用/モービル運用 10W/50Wバージョン
「FTX-1 optima-50」
237,600円(税込)

 

HF/VHF/UHF オールモードSDRトランシーバー
固定局運用 100Wバージョン
「FTX-1 DX」
231,000円(税込)