アイコム AIインカムアプリ「ICOM CONNECT」の提供を開始

23言語同時通訳、文字起こし機能など多彩な機能を搭載し、業務用無線と連携も可能

 

アイコム(大阪市平野区、中岡洋詞社長)は7月4日、AIインカムアプリ「ICOM CONNECT」のサービス提供を開始した。

 

「ICOM CONNECT」は、Android/iOSのスマートフォンに対応したAIインカムアプリ。アプリ間での通話や複数人への一斉連絡が行えるほか、特に注目される機能として、会話のリアルタイム文字起こし機能や、合成音声による23言語の同時通訳機能、テキスト入力による音声発信などがある。

 

《主な特長》

 

アプリ間通話と一斉連絡:スマートフォンにダウンロードすることで、アプリ間での通話はもちろん、トランシーバーのように複数人への一斉連絡が可能。電話のように自由なタイミングで会話ができるため、複数人でのコミュニケーションが必要な業務現場でのスムーズな連携をサポートする。

 

 

文字起こし機能で通信内容を保存:通信内容をリアルタイムで録音し、文字起こし(テキスト化)する。これにより口頭での重要なやりとりの聞き漏らし防止や確認作業の効率化、報告書や業務引き継ぎのメモなどへの活用が期待される。

 

 

アイコム製IPトランシーバーとの連携:「ICOM CONNECT」アプリ間だけでなく、既存のアイコム製IPトランシーバー(例:IP510Hなど)との通信も可能。これにより「トランシーバーによる既設の通話環境を生かしたい」「イニシャル費用を抑えたい」「アプリや無線機を業種やシーンに合わせて使い分けたい」といった多様なニーズに対応し、拡張性の高い通話システムを構築できる。

 

 

多彩な機能ラインアップ:テキスト入力による音声発信機能や、合成音声による23言語の同時通訳機能、音声メモを自動で整理・要約する機能なども搭載している。

 

本アプリは、公共インフラ業、介護・警備業といった幅広い業種の連絡業務をサポートすることを目指しており、業務でスマートフォンを活用している場合、他の業務用アプリケーションと併用することで、簡単にスタッフ間の連絡を取ることができる。

 

インカムアプリ・トランシーバーアプリ
インカムアプリ(トランシーバーアプリ)とは、スマートフォンからインカム(トランシーバー)のように、1対1通話、1対Nの一斉連絡ができるアプリケーション。アプリケーションにより、Google PlayやApp Storeなどからダウンロードすることが可能。業務でスマートフォンを活用している場合、他の業務用アプリケーションと併用することができるため、簡単にコミュニケーションを取ることができる。